キャンプツーリングはホテルなど宿泊施設を使うツーリングとは一味違った旅の
ロマンみたいなものがあります。

天気に振り回されたり、虫に噛まれたり、ただでさえ大変なのですが「ソロ」となるともっと大変なんじゃないかと思われるかもしれません。
そんなデメリットな事、大変なことを補って余りある爽快感や楽しさなどキャンプツーリングの魅力から最低限必要な装備まで書いていきます。
これからキャンプツーリングにチャレンジしてみようと考えている方の参考になれば幸いです。
なぜキャンプツーリングなのか
私かキャンプツーリングに魅力された主な理由は以下の通りです。
魅力1. 圧倒的な自由と非日常体験
やっぱり、これです。「自由」。
思い立ったら荷物満載のバイクで知らない街へ走り、テントで眠る。
風の音や草と土の匂いを感じながら、ずっと空の下で過ごす。
さまざまな制約のある中でキャンプをやり遂げた達成感。
「非日常体験」と書くと少し大げさかもしれませんが、「旅をしている」という実感を強く得られます。
魅力2. 一人時間を楽しむ
今でこそ「ソロキャンプ」という言葉が一般的になりましたが、以前は知人から
「一人でキャンプして楽しいの?」
と聞かれることもよくありました。
ですが、「一人」=「孤独」や「さみしい」ではありません。
誰にも気を遣わず、テントの横にバイクを停めて一息ついた時に流れる、ゆったりとした時間。
私はこれを「一人を楽しむ贅沢な時間」だと思っています。
これだけあればOK、必須な道具
キャンプツーリングを始めるにあたって、最初から多くの道具を揃える必要はありません。
まずチャレンジしてみようと思った時に必要なキャンプ道具はこの6個
1.テント
2.シュラフ
3.マット
4.ランタン
5.ガスバーナー
6.クッカー
大きく分けると1~3の寝るための道具と、4~6の食事と明かりの道具。
これだけあれば、最低限のキャンプはできます。
私はキャンプツーリング始めるまでキャンプの経験は全くのゼロでしたが、この6個の道具から始めました。
バイクは積載量に限りがあるため、まずは必要最小限で十分です。
まずはこれがないと始まらない三種の神器ともいうべきこの三つ「寝るための道具」から。
1.テント
キャンプにはそれぞれいろんな楽しみ方がありこれが正解というものはないのですが。
ソロのキャンプツーリングで使う前提での選び方です。
テント選びの大事なポイント
一人での使用でも二人用を選ぶこと。
1人用だと中に荷物を入れると寝るのがとても窮屈になります。
コンパクトなテントを調べたときにでよく出てくる構造の違い。
シングルウォールとダブルウォール。
・シングルウォール
テント本体に防水透湿性がある1枚構造
・ダブルウォール
インナーテントと防水加工したフライシートの2重構造
ツーリングで使用する場合はダブルウォールの1択で良いと思います。
形状はドーム型を選べば失敗はないでしょう。

ドーム型のダブルウォールを選ぶ理由
・設営・撤収が早い
ドーム型はポールを2本交差させて組み立てる簡単な構造のなので、組み立ては数回で慣れると思います。
特に雨の設営・撤収で効果を発揮します。
・悪天候での安心感
フライシートとインナーテントの間に空間ができるため、雨や風の影響が直接インナーに伝わりにくくなります。
気温が下がっても結露しにくいのもメリットです。
・居住性が高い
二重構造によってできた空間を前室として使えるため、靴や嵩張る荷物の置き場に困りません。
雨の日の出入りでも中を濡らしにくく、特に濡れた物を置けるのは助かります。
ドーム型で両側に入口があるモデルでは、片側を入口、反対側を物置として使えるため、室内をさらに広く使えます。
両側に入り口があることで通気性もよくなります。
デメリットとしては、収納サイズが大きくなり、重量も増えること。
ただ自転車や登山と違い、バイクに積載するので、多少の重さは割り切りましょう。
テント選びの結論
荷物をできる限り減らすとか、よほどの理由がない限り「ダブルウォール」がおすすめ。
注意点
インナーテントはメッシュ素材のものが多く、床面(グランド部)は防水処理されていますが、メッシュ部分は防水ではありません。
雨天での設営・撤収時は、できるだけ濡らさない工夫が必要です。
2.シュラフ(寝袋)
私は初めての秋のキャンプツーリングで、寒さで眠れなかった経験があります。
この経験から、シュラフ選びはとても重要だと感じています。
シュラフ選びのポイントは形状、最低使用温度、素材の三つ、。
形状
大きく分けるとこの二つ、「マミー型」と「封筒型」

マミー型の特徴
〇 細身で収納サイズがコンパクト、軽量
〇 体に密着しフード付きで保温性が高い
✕ 人によっては窮屈に感じることがある
封筒型の特徴
〇 布団感覚で使え、圧迫感が少ない
〇 通気性が良い
✕ マミー型に比べ保温性がやや低い
✕ 収納サイズが大きめ
積載スペースに余裕があり、快適性を重視する場合は封筒型でも良いですが、
積載性を重視でマミー型がおすすめです。
使用温度
使用する季節や場所の最低気温を事前に調べましょう。
シュラフには「快適温度(Comfort)」や「下限温度(Limit)」などの表記がありますが、あくまで目安です。
体感温度は、服装・マット・テント内環境などによって大きく変わります。
私の場合は、下限温度(Limit)+15℃くらいが快適と考えて選んでいます。
例えば、最低気温10℃程度を想定するなら、下限温度−5℃前後のモデルを選びます。
寒さに弱い方は、余裕のある温度帯を選びましょう。
素材
中綿素材には「化繊」と「ダウン」があります。
同じ使用温度であれば、ダウンの方が軽く、収納サイズもコンパクトですが、価格は高めです。
また、ダウンの性能を示す指標として「フィルパワー(FP)」があり、数値が高いほど少量で膨らみ、保温性も高くなりますが、価格も上がります。
一方、化繊シュラフは多少濡れても保温力が落ちにくく、扱いやすく価格も比較的安価です。
収納サイズは大きめですが、コンプレッションバッグを使えばある程度は小さくできます。
私も数年前までは、化繊シュラフ+コンプレッションバッグを使用していました。
使用しているのは「ISUKA ウルトラライトコンプレッションバッグ」で、何年も使っていますが丈夫で使いやすいです。
コンプレッションバックについて詳しくはこちらから
シュラフ選びの結論
迷ったら、信頼できるメーカーの「マミー型・化繊」でOK。
夏の北海道を想定するなら、最低使用温度は0℃くらいを選びましょう。
3.マット
マットの役割はシュラフの下にひいて地面からの冷えやデコボコを和らげるために使います。
マットも寝心地を左右する大事な道具なので納得いくものを選びましょう。
マットの種類
主に次の3種類があります。
1.クローズドセルマット
発泡ポリエチレンやEVA素材のマット。銀マットや蛇腹折りのフォームパッドなど。
丈夫で水に強く設営が簡単ですが、収納サイズは大きめ。
2.インフレーターマット
クッション性と断熱性のバランスが良く、快適に眠れますが、空気漏れのリスクがあります。
3.エアーマット
空気を入れて使うタイプ。収納サイズは非常にコンパクトですが、こちらも空気漏れのリスクがあります。
マット選びのポイント
・収納サイズと積載性
バイクに積めるかどうかが最優先。
・厚みと寝心地
最低でも3〜5cm以上あると快適。
・断熱性(R値)
寒い時期はR値が高いモデルを選ぶと、地面からの冷えを防げます。
キャンプツーリングでは、インフレーターマットがおすすめです。

内部のウレタンフォームにより適度な硬さとクッション性があり、断熱性も十分。
収納サイズもソロ用ならバッグに収まります。
欠点としては、空気を抜いて畳むのに少しコツが必要な点です。
フォームパッドは設営・撤収が早く、パンクの心配がないのがメリットですが、収納サイズはやや大きめ。
エアーマットは未使用のため、ここでは割愛します
マット選びの結論
キャンプツーリンで選ぶ場合は
・快適性と収納性を重視 : インフレーターマット
・扱いやすさと低予算を重視 : フォームパッド
前編まとめ
近年のキャンプブームで、安価で性能・デザインに優れた道具が増え、道具選びに迷うことも多いと思いますがテント・シュラフ・マットの3つは、ぜひ納得できるものを選んでください。
私自身、キャンプで一番つらかった体験は「夜に眠れなかった」ことです。
「しっかり寝れる」はとても大事です。